先日、ヒューマンフローラの「整菌ラボ」お試しセット、お肌の常在菌バランスを整えるスキンケア。 にてわたしの美容バイブルとして紹介した『 菌子ちゃんの美人法 』。
とっくにこのブログでも紹介していると思っていたら、紹介していないという体たらく。
というわけで慌てて再読しましたので『 菌子ちゃんの美人法 』を紹介をさせていただきたいと思います。
青木皐著『菌子ちゃんの美人法』。
唐突ですが・・・
人間の肌には皮膚常在菌、腸内には腸内常在菌という菌(菌子ちゃん)が棲みついていることをご存知でしょうか?
この菌子ちゃんはなかなか優秀でして、この菌子ちゃんが元気であればあるほど、高級な美容液やお高いエステ、腸内洗浄などよりもあなたの肌や腸内を健やかに保ってくれます。
菌を育てる育菌美人法は便秘、肌荒れ、ニキビなど身体の不調に、効果を発揮します。菌子ちゃんが元気だと、あなた自身も元気になれます。
しかし、最近の女性は「綺麗好き」「コスメ信仰」が行き過ぎて、「菌なんてあっちへ行け」と虐待ばかりしているように見えます。
例えば・・・
- 顔や体はきちんとゴシゴシと洗わないと!
- 便秘だけれど、お肌は美容液でなんとかなるわよね!
- サプリメントを飲めば万事解決!
これらはすべて菌子ちゃん虐待に繋がり、結果としてお肌が荒れたり、老け込んだり・・・
- 肌の菌子ちゃんがいなくなると → 菌子ちゃんが作りだす天然のベールをなくなり、ばい菌が侵入し、ますます肌が荒れることに!
- 腸内の菌子ちゃんがいなくなると → 便秘になり、たまったうんこさんから発生した毒素が肌へ届き、肌荒れに。下剤を使うと一緒にお腹の菌子ちゃんも流れ、ますます栄養が吸収できなく、肌はもちろん全身の老化が進んでしまうことに!
逆に菌子ちゃんをいつくしみ、きちんと育てるとお肌も腸内環境もピカピカに。
そして、いつまでも若々しさを保つことが出来、結果してダイエット不要の体を保つことができ、そして、ツルンツルンとしたお肌に繋がるのです!
良い菌を育てれば、健康に美しく生きることができるのです(^^)/
『菌子ちゃんの美人法』目次。
第1章 私の身体と菌子ちゃん
第2章 育菌美人法
第3章 うんこさんの話
第4章 菌子ちゃんとの上手な付き合い方
この記事では第1章と第2章を中心に紹介します。
わたし達の身体に存在している菌子ちゃん。
わたし達の身体は菌に覆われています!
- 肌:1兆個
- 腸内:100兆個
菌子ちゃんはその種類や性質によって棲みつく場所も働きも違ってきます(^^)/
身体の外側。
肌には10種類ほどの菌子ちゃんがいて、異物や病原菌から肌や内臓を守っています。
全身 | ・表皮ブドウ菌:お肌をしっとりと。この子が減ると黄色ブドウ球菌が暴れて、かさかさ・かゆみのもとに( ;∀;) ・アクネ菌:うるおいをつくる。増えすぎるとニキビの元に。 |
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顔や背中 | ・ニキビダニ・酵母菌マラセチア ニキビような発疹の原因と。 |
肛門 | お腹の中に潜む100兆個の菌子ちゃんの仲間がうろうろ。 ・ビフィズス菌・ラクトバチルス菌 ・大腸菌・o-157菌 |
手 | 肛門に次いでばい菌が多い場所! 手で触れるものすべて菌子ちゃんがあり、ありとあらゆる菌子ちゃんが手に!!爪と指先の肉の間にある谷間も菌の宝庫。 |
鼻・耳・髪周辺 | ・悪さをする黄色ブドウ球菌の密集地帯。 |
足 | 足裏は汗、温度、栄養(角質層)と菌子ちゃんの大好物の宝庫。 ふだんはおとなしくてのんびりやのバシラス菌、ミクロコッカス菌、黄色ブドウ球菌、コリネバクテリウム菌などが増えに増え、あの独特の匂いを作ることに! |
身体の内側。
口の中 → 食堂 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門に至るまでは10メートルに及ぶ1本の管。ここには約60~100種、重さにして1~1.5キロの菌子ちゃんがびっしりと貼りついています。
口の中 | ・100億個の菌子ちゃん。 ・ミュータンス菌:虫歯の元に。この菌はバイオフィルムと呼ばれるテントのようなものを作り、薬剤から身を守ります。虫歯が根治しにくいのはそのため。 ・ジンジバリス菌:歯周病の元に。悪臭を放ち、口臭の原因となります。 |
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胃 | ・ピロリ菌:胃潰瘍の原因になるけれど、花粉症抑制の働きも。 |
腸内 | 小腸と大腸。体の中で一番、菌子ちゃんが多い。免疫や消化吸収、腸のぜん動運動の手助け。 ・ラクトバチルス菌・ビフィズス菌・ウェルシュ菌・大腸菌・シトロバクター菌 他 |
膣 | ・デーデルライン乳酸菌:膣内を酸性に保つ。ばい菌が入ってきてもOK。 ・カンジダ菌・トリコモナス菌:数が増えなければおとなしい。 |
これらの菌子ちゃんがバランスをとりあいながら、わたし達の皮膚、体内に存在を。そう、菌子ちゃんのバランスがとれていれば、人間の体は元気でイキイキと存在することが出来ます(^^)/
菌子ちゃんは「優等生」「八方美人」「不良」の3タイプが存在。
菌子ちゃんはおおまかに3種類に分けることが出来ます。
優等生(有益菌) | ・肌を保護するベールを作る表皮ブドウ球菌 ・お腹の調子を整えてくれるビフィズス菌や乳酸菌群 |
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不良(有害菌) | ・大腸菌 ・ウェルシュ菌 |
八方美人(日和見菌) | ・アクネ菌 普段はおとなしいのですが、体力が低下したり、優等生菌子ちゃんが少なくなったりすると、がらりと態度を変えて増殖しはじめ、不良に変身。 |
尚、有害な不良菌子ちゃんだけをやっつければいい、という話ではありません。
先ほども書きましたように菌子ちゃんの世界はバランスの世界なんです。いい子もいて悪い子もいてはじめてバランスのとれた世界になります。
不良 & 八方美人菌子ちゃんを追いだすのではなく、優等生菌子ちゃんを育てて、悪い子がのさばらないようにする方法を考えることが育菌になります。
菌子ちゃんの世界は増殖とバランスが命。
菌の世界には二つの掟があります。
- 菌子ちゃん全体の数を増やさなければ、優等生菌子ちゃんも増えない
- 先に増えたものが勝つ。後手に回った菌はそれ以上増えない。
優等生菌子ちゃんが先に増えれば大丈夫。そうすれば不良菌子ちゃんが増え、悪さをすることはありません。
例えばピチピチしたうるおい肌なら、優等生の表皮ブドウ球菌が圧倒的多数で、肌荒れの原因になる黄色ブドウ球菌が増える余地は無し。でも、長時間メイクをしっぱなしやゴシゴシ洗いによる乾燥などで菌子ちゃんが減った途端、勢力はあっという間に塗り替えられます。カサカサの乾燥肌でもしぶとく生き残る黄色ブドウ球菌が攻め込んできます。
お肌の上でも腸内環境でも優等生菌子ちゃんの割合は高ければ高いほどいいです。が、優等生菌子ちゃんは加齢により減っていくのが宿命。そう、年を重ねればお肌がカサカサピリピリになり、便秘がちになり・・・と悩みも増えていくのです。
年齢を重ねれば重ねるほど、菌子ちゃんが嫌がることはやめ、うんとかわいがり、うんと大切に優等生菌子ちゃんを育ていくことが必須になってきます。そうすればいつまでも若々しく生きることができるのです(^^)/
今日からはじめる22の育菌ライフ。
肌を綺麗にするなら、「肌」と「腸内」の菌子ちゃんを育てること。
肌と腸は繋がっています。肌に届く栄養は腸から吸収されたもの。腸内環境が元気でいいうんこさんが作れないと肌が荒れる原因に。「肌」と「腸内」の菌子ちゃんを増やしましょう!
菌子ちゃんは「あたたかさ」「水分」「栄養」を好みます。
これらをあなたの全身に届けてあげましょう。そのために『 菌子ちゃんの美人法 』では22の方法が提唱されています。
- 洗いすぎない。
- 朝のぬるま湯洗顔。
- 夜の石鹸洗顔。
- メイク断ち日を作る。
- 身体は脇、胸、股間、足先、肛門を洗う。他はシャワー&湯船で流す。
- 保温を意識したファッションをすること。
- 顔パタパタマッサージ&頭トントンマッサージ。
- 化粧水の力を少し借りる。
- 1日1.5ℓの水を飲む。
- ウォーキングやストレッチ、半身浴などによる汗腺トレーニング。
- 加湿器使用、冷暖房に頼りすぎない、身体を洗いすぎないなどで皮脂腺を守る。
- 乳酸菌や野菜はもちろん、タンパク質など幅広く摂取する。人間は雑食。
- 最強の育菌フード、ヨーグルト。
- ヨーグルトは植物繊維とオリゴ糖を一緒にとる。
- 発酵食品を食べる。
- 生野菜や果物、生魚を食べる。
- 納豆を食べる。
- 「早食い」「食べ過ぎ」をやめる。
- 体毛を生やす。
- 田舎へ行き、土に触れる。多種多様な菌子ちゃんを受け入れる。
- 部屋の掃除をする。
- 菌子ちゃんデトックス。尿やうんこさん、おならを積極的に出しましょう。
大まかに分けると以下になります。
- 洗いすぎない
- 汗をかく
- 身体を冷やさない & 温める
- 多種多様な菌子ちゃんを取り入れる
その結果、優等生菌子ちゃんを増やすことができ、お肌がピカピカツルツルになりますよ、と。
本を読んでいると、ごく当たり前のことが書かれているなーとシミジミします。美容に敏感な人ならお馴染のことばかりなのでは?でも、このごく当たり前のことができないことが
でも、最近の菌子ちゃんはストレスがいっぱい。
めたらやったらと除菌スプレーや抗菌グッズを使う、夜のダブル洗顔は毎日、夜更かしをして睡眠不足、クーラーの下でもキャミソール & ホットパンツ、菌子ちゃんの餌にならない食事ばかり、運動しない & 汗をかかない・・・菌子ちゃんはストレスをいっぱいいっぱい抱えています。結果としてわたし達の身体もストレスをいっぱいいっぱい抱えることに。
でも、それはすべて菌子ちゃんの宿主の責任でもあるんですよね。
わたしたちがその生活を選択した結果、菌子ちゃんを虐待することになり、お腹の調子がイマイチ、お肌がガサガサ、身体の匂いが気になる・・・と。
22の育菌ライフを実践すると同時に毎日のお肌をキチンとみつめなおしてみましょう。
「今日はクーラーで寒かったね」とゆっくりと湯船につかる、足湯につかる、運動をする。「昨日はうんこさんと出会えなかったから」とバナナを食べる、ヨーグルトを食べる、運動をする。「最近、お肌の調子がイマイチだな」とメイクを少しお休みする、と。
そうやって少しずつ菌子ちゃんを意識して生活をしていくと、お腹の調子がいい!毎日、きちんと出る!お肌が潤う!お肌がピリピリしない!と嬉しいことがいっぱいくるんじゃないかな、と思っています。
まずは最近、おさぼりをしておりました、顔パタパタマッサージ&頭トントンマッサージをキチンとやりたいと思います(^^)/
『菌子ちゃんの美人法』。
今回、紹介した以外にも腸内環境とうんこさんに関しても書かれています。
毎日の便通がスッキリとしない方にもオススメしたいですね(^^)/ 管理人はこの本を読んで真剣に腸内環境に向き合いましたもん。現在は快腸です!
育菌コスメを取り入れてみる。
最近は、この常在菌に着目して作られたスキンケアも幾つかあります。特に何をしてもお肌が敏感で途方にくれている方などは一度、お肌の菌と向き合う時間を作るのもいいかもしれません。
そして、40代、ますます優等生菌子ちゃんが減っていく年代です。これをいかにして食い留めるかが、今後のお肌の健康や美しさを左右するんじゃないかしら、と1人シミジミしております。今後も菌子ちゃんを意識したスキンケアを模索していきたいと思います(^^)/
→ 【使用レビュー】ヒューマンフローラの「整菌ラボ」お試しセット、お肌の常在菌バランスを整えるスキンケア。
現在はこのヒューマンフローラの「整菌ラボ」シリーズにどっぷりとハマっております~(^^)/