一気に冬が到来しましたね。
そうなるとお肌がカサカサ、髪もバサバサという何とも悩ましい状況に追い込まれるアラフォー。先日の記事でも書きましたように、この時期になると保湿を重点とし、おさぼりしていた ぬか風呂が登場 すると同時に椿油も登場します。
特に、癖毛でチリチリで潤いを失ったアラフォーの髪に素晴らしくいい仕事を。ボリュームを押さえてくれたり、適度な艶を与えてくれたり、まとめやすくしてくれたり、ともうこれ無しでは乗り越えられません。
同時にわたしはお肌のお手入れの最後にも使っています。蓋としてね♡
豊かな保湿力を誇る、椿油(カメリアオイル)。
椿油とは椿の種を絞った油です。
日本では古来から、食用や灯用、薬用、化粧用、整髪などに使われてきました。椿油に占める全脂肪酸のうち、実に80%以上をオレイン酸が占めます。
不飽和脂肪酸の中で最も酸化しにくいのがオレイン酸です。保湿力が高く、ほかの美容成分がお肌に浸透するのを助ける働きもあります。
大変粘度のある、豊かでこってりとした保湿力の源であり、大概の乾燥肌の人にとってまず第一に必要となる脂肪酸でもあります。
高オレイン酸のオイルといえば、オリーブオイルもそう。椿油とオリーブオイル、この二つが高オレイン酸のオイルとして双璧を成しますね。
そのため、オリーブオイルも豊かな保湿力を誇ります。後はお肌との相性になりますが、わたしはどうもオリーブオイルが苦手でして、困ったら椿油に頼る癖がついております(*'ω'*)
髪もお肌も落ち着くし、何よりもガードしまっせ感がいいですねー笑
現在、使っている椿油「利島特産 椿油スキンオイル」。
たまたまなのか偶然なのか、それとも必然なのか。
わたしが購入する椿油は島で作られていることが多いですね。今までは主に五島列島産の椿油(今村製油所さんの椿油)を使っておりましたが、今回は 利島の椿油 を。利島って周囲8キロ、人口300人、椿20万本の東京都の村なんですって!今回、調べて初めて認識をしました(^^;
利島特産純粋椿油にもうひと手間加え精製したさらさらのスキンオイルです。椿油独特の匂いと色を取り除きました。お肌になじみやすく酸化もしにくいのでスキン&ヘアケアに幅広くご利用いただけます。
非常に高度に精製されたオイルなんだろうなーという感触です。だって、色が真っ白なんだもん!
有名な大島椿を思い浮かべていただいたら分かるかと思いますが、だいたい椿油は黄金色をしているんですよね。↓こんな感じに。
上記で書いたように椿油は高オレイン酸のオイルでして、オレイン酸の特徴は「大変粘度のある、豊かでこってりとし」ていること。そう、まさにオイルなんですよね。同じくらい高オレイン酸のオリーブオイルを思い浮かべていただいたら分かりやすいかな、と。
が、今回、購入した利島特産 椿油スキンオイルは「わお!」と言いたくなるほど、サラサラの感触。
塗って、次の瞬間、もうお肌にぎゅーっと吸いこまれていくような感じ。オイル、特に椿油につきもののベタベタ感とか皆無です。
素晴らしい使い心地でちょっとびっくりを。個人的にはもう少し、粘度のある「これぞオイル!」という椿油の方が好きかも(^^;まったく香りのないのもちょっと味気ない感じがしたりして・・・
でも、使用感触は決して悪くありませんし、購入した以上はこれをしばらく使い続けたいと思います♪
椿油使用方法。
椿油は頭皮への使用で有名ですが、お肌にも使えますよ。
- 毛髪、頭皮にはもちろん、サンオイルやリンスとしても使用できます。
- 入浴時のフェイスケア:洗顔後にお顔全体にのばし、湯船につかると湯気でスチームされ、つやつやのお肌になります。
- ボディケア:入浴後、かさつきが気になるところに塗ると皮膚の乾燥が防げます。ウォーターミストと混ぜてのご使用も効果的です。
- ヘアケア:シャンプー前に頭皮と毛髪にすりこみ、ブラッシングします。なじんだらシャンプーして頭皮を十分にすすぎます。
わたしはもっぱらヘアオイル(アウターバス)、フェイスオイルとして使っております。
また、たまに顔と頭皮のクレンジングオイルとしても使います。普段は石鹸で済ませておりますが、じっくりと汚れを落としたい時に使っておりますが、さっぱりとした椿油なのでいい仕事をしてくれます。
とはいえ、高オレイン酸の椿油を使ってクレンジングをすると、乾燥している頭皮やお肌が潤うのを感じて重宝します。いずれもまずは乾いたお肌に乗せ、汚れをクルクルと浮かせるような要領で。
〔参考〕頭皮を健やかに保ちたい方必見!椿油を使ったオイルクレンジング
オイルクレンジングは入浴の30分ほど前に済ませると尚いいですね。そして、浴槽につかっているあいだはホットタオルで頭でクルクルーってまいておくと、より椿油の保湿を実感できるかな、と。特に全国癖毛連合(?)の皆さんー、是非、椿油の驚異的な保湿力、まとまり力を体感してみてくださいませ。
顔の場合は、浴槽につかりながら、汚れが浮いてきた頃にくるくる~と。そして、ホットタオルで顔を覆い、石鹸で洗顔を。かなりすっきりとしますし、くすみがちな冬のお肌がワントーン明るくなるような錯覚が。
その豊かな保湿力はがちがちの乾燥肌にも驚異の威力を発揮します。もし、冬場の乾燥に悩んでいる方がおられましたら、是非、椿油を手にしてみてください。肘、膝にもかなり効果がありますよ!
※高オレイン酸のオイルにはつきものですが、お肌に合わない場合、ニキビなどができる可能性があります。まずはパッチテストをされた上で椿油をお使いください。
乾燥の厳しい冬は運命のオイルが1本あると重宝。
わたしの運命オイルは椿油と馬油、アルガンオイルかな。
季節によって使い分けています。冬はやっぱり椿油かなーと思う訳です。馬油もアルガンオイルもいいんだけれど、それ以上に椿油の威力にはひれ伏します。ガード力が半端ない(笑)
お肌にあうオイルは個々によってかなり違うと思いますが、乾燥に悩んでおられる場合は椿油かオリーブオイルを使えばハズレが少ないのではないでしょうか。
ケチをつけると・・・キャップをもう少ししっかりと。
今回、購入した利島特産 椿油スキンオイルは素晴らしい使い心地のオイルであり、乾燥肌 & オイルデビューには是非オススメしたいほどのオイル。その使用感やべたつきの無さなどは惚れ惚れするものがあります。
ただ、惜しむらくはキャップが緩いこと・・・もう少ししっかりとさせてくださいませ。すぐにとれます。現状では、キャップの意味がありません・・・トホホ。
下記は精製度が異なるのでしょう。が、同じ利島産です。わたしのイメージする椿油により近く、椿油特有の香りもあるよう。何よりもコスパでみるとこちらの方が良いですね。
椿油は安価な製品も出回っています。その場合、中国産の可能性が非常に高いです。気にならない方はそのままお使いになるといいかな、と思います。が、気になる方は是非、国産と書かれている椿油を手にしてくださいませ。
尚、椿油の主な産地は以下になります(wikipediaより)。
東京都の伊豆大島や利島、静岡県の伊豆、長崎県(五島列島)の福江島、新潟県の佐渡島
やっぱり島が多いんだなーと妙に感心を。
これからも安心安全の国内産椿油を使っていきたいと思います。
〔参考〕『シンプルスキンケア』、『植物油の事典 ~料理に、美容に、植物油を自分で楽しむ~』