今回のニュースで「コーヒー浣腸」なるものの存在を初めて知りました。目が点になりました。
すみません、個人的にはまったくコーヒー浣腸の存在を知りませんでした。
コーヒー浣腸(かんちょう)は新陳代謝が盛んになり生活習慣病、肥満、便秘が解消するとされ、2005年ごろから関連書籍がヒットするなど話題になっていた。
と書かれていますが、「一体どこで話題になっていたのだろうか?」と不思議に。
ダイエットや便秘に悩んでいる方々の間で話題になっていたのでしょうか・・・わたしは便秘で悩んだことがないので、知らなかった or 認識していなかっただけの話かもしれませんが。。。とにかく、驚きました。
カフェイン中毒ですのでコーヒーが大好き。「そのコーヒーで浣腸!?」というインパクトもさりことながら、安易に自分で何度も浣腸することは恐ろしいのに、と。
腸内環境と美容・健康の関係。
美に敏感な方でしたら、第2の脳と言われる腸内環境を整える=美肌、デトックス、ダイエット、免疫力強化に繋がることをご存知の方も多いのではないでしょうか?
そう、腸内環境を制するものが美と健康を制する、みたいなイメージがわたしの中にあります。
腸内環境を整える=消化を整える=栄養の吸収がよくなる and 健康的なうんこさんの排出=ピカピカのお肌になる and ダイエット知らず、みたいな方程式が。
わたしの腸内環境バイブル『菌子ちゃんの美人法』によりますと・・・
腸内の菌子ちゃん(いわゆる菌のこと)たちの一番大きな仕事は、消化を助けるということ。腸は、消化液や酵素で溶かした食べ物を腸壁から吸収し、栄養や水分を全身に届けます。
ところが、人間が持つ酵素だけでは消化できないものがたくさんあります。腸内細菌の少ない赤ちゃんは、ステーキを食べても消化できず、お腹を壊してしまいます。歯がないからではなく、自前の酵素だけでは消化しきれないからです。大人は消化酵素だけでなく、多種の腸内細菌がたくさんいるからこそ、肉のカタマリを分解→腸壁で吸収、ということができるのです。
と書かれています。
そして、腸内環境が快適であれば、栄養の吸収が良く、美肌成分であるコラーゲンなども吸収されてきちんと肌まで届く、ということ。また、きちんと分解されて、いいうんこさんとしてきちんとするり~んと排出され、デトックスに繋がり、ダイエットにも繋がります。
が、浣腸はすべてを、そう、健康的な腸内細菌をも押し流してしまいます。
安易な腸内洗浄や便秘薬はNG!
便秘薬には2種類あります。
- 大腸を刺激してぜん動運動を起こさせるもの。
- うんこさんに水を吸収させて柔らかくして腸壁を刺激するもの。
両方とも本来の「食べる」→「菌子ちゃんが活躍して発酵・腐敗が起こる」→「腸が刺激される」→「うんこさんが出る」という排便のリズムを無視する形になり、腸を不自然に刺激するもの。
この結果、腸内に消化や分解のために生息しているはずの菌子ちゃんが無理やり追い出されることに。菌子ちゃんはますます元気をなくし、大腸はますます働かなくなり、どんどん便秘が酷くなる、という流れに。そう、自分で排便のリズムを作れなくなっていきます。
腸内洗浄も排便リズムを無視して強制的にうんこさんを追い出すのですから同じカラクリです。
『菌子ちゃんの美人法』の著者ははっきりと断言されています。
ハリウッド女優に人気の腸内洗浄なども、うんこさんと菌子ちゃんに対する冒とくです!
と。
腸内洗浄(コーヒー浣腸も腸内洗浄の一種に入るそう)の結果、確かに腸に溜まった便はとれるかもしれませんが、一緒にビフィズス菌などのいい菌子ちゃんたちも流されて、腸内環境のバランスが狂い、より便秘になりやすい体質になってしまうよ、と。
それは果たして美容と健康に有効的なのでしょうか。
人間は動物である。動物が腸内洗浄をしますか?
で、コーヒー浣腸とは何ぞや。
今回、初めて知ったコーヒー浣腸なるもの。
頭の中に浮かんだのはコーヒーを直腸に流しいれて、腸を刺激するんだよね?ということ。果たして。
【コーヒー浣腸とは】
“コーヒー浣腸”とは、オリゴ糖やミネラルなどを配合したコーヒーを腸の中に注入し、腸内洗浄すること。押収した取扱説明書 によると、コーヒーがはいったチューブを、肛門から体内に5センチほど挿入する。そして、注入を終えたあと、おなかをマッサージ。その後、排せつするという。
だそうです。Amazonで検索をかけてみると、コーヒー浣腸に関する本もありましたよ!
なかなか高評価ですね。
楽天市場で検索をかけてみると。
また、楽天市場で「コーヒーエネマ」(コーヒー浣腸のことを指すようです)で検索をするとなかなか興味深いラインナップですね。
〔楽天市場〕コーヒーエネマ
その中の一つ、腸内洗浄(コーヒーエネマ)が自宅のトイレでできる!セット(リンク先ページが削除されました)によりますと・・・(※今回、摘発された会社の商品とは異なるものだと思われます)
古くから欧米で健康意識、美意識が高い方が行っている腸内に専用液を入れ自然に出すだけのとてもポピュラーなものです。今ではその効果が認められ、多くの医療機関で取り入れられています。
そして、①安全安心、②無理なく自分のペースですすめられる、③低コストだそう。
また、Googleにて「コーヒーエネマ 医療機関」で検索をかけると何件か医療機関がヒットしました。おそらく自費診療になると思われますが、医療機関で取り扱っていることは何らかの効果があるのでしょうね・・・きっと。その判断はわたしには出来ません。
切実に便秘に悩んでいる方にコーヒー浣腸は効果があるのかもしれませんね。しかし、そのメカニズムから考えると、あんまり頻繁にやるのは問題があるかも・・・と考えてしまいました。
ましてや、ダイエットや美肌のために安易にコーヒー浣腸に手をだすものではない、と個人的には思います。
本当に切実に便秘に悩んでおられましたら、是非、病院へ行かれることをオススメします。
便秘や下痢に悩んだら、どうすればいいのか? 我が家の場合。
冒頭にも書きましたが、わたしは便秘に悩んだことはほぼなくてですね。むしろ、お腹がゆるくて悩んだ方なんです汗。
で、便秘と下痢は表裏一体だと思います。
いずれにしても腸内環境が乱れているからこそ、うんこさんがきちんとするりーんと綺麗な形で出ないのだろう、と。片や腸内で詰まり、片やトイレに何度も駆け込む、と。
そのため、わたしは『菌子ちゃんの美人法』を読んで腸内環境を整えることに意識し始め、早数年。現在は割と快腸だと己惚れております(*'ω'*)
下痢気味のわたしが気を付けていること。
- 発酵食品を食べる。
- 冷たい飲み物は飲まない。夏もね。
- ミヤリサンやぬか玄を定期的に摂取
- 1年中腹巻。
- ウォーキング。
基本は「腸を温める」ことと「腸内細菌を大切にする & 育てる」ことを意識している感じですね。
人によって腸内環境は違いますので、あなたの腸にあう菌を探してみてください。わたしはミヤリサンをかなり愛用していますが、人によってはビオフェルミンがいい、いや、エビオス錠がいい、はたまた、ヨーグルトの○○菌がいい、納豆菌じゃないと!いやいや、塩麹が・・・とエンドレスに。
ま、とにかく発酵食品は数多く摂取して、多様な菌を取り込んでおけば間違いない、と思っておりますw
自分で意識を持って摂取し、自分の腸と相談をして運命の菌を是非とも探しましょう。
1日1~2回ぐらい食後に摂取をしています(*'ω'*)
何気に下記のぬか玄もオススメです。こっちはポリポリとかじれますので、間食としても(笑)意外と美味しいのです。
便秘気味の主人に気を付けていること。
一方、我が主人はどちらかというと便秘気味。
たまーに「3日ぐらい出ていない、しんどい」と言われると妻はテンパります。妻のわたしは毎日がデフォルトなので「3日も出ない!?もっと早く言えー」とな。正直に書きますと「3日も出ない」というのがどれほどのしんどさなのか想像もつかないんですよね・・・
さて、対処法の基本はわたしと同じ。そこにプラスして・・・
- デトックススープを食べさせる。
- オリーブオイルたっぷりの料理を用意する。
デトックススープはインターネットで検索をかけるといろいろとヒットします。
わたしはオーソドックスにキャベツ、セロリ、玉ねぎ、ごぼう、さつまいも、トマトの缶詰などをじっくりと煮詰め、朝晩、主人に食べさせます。
このデトックススープでも効果がありますが、それよりもオリーブオイルまみれの夕食などを作るとてきめんに効果が!便秘に悩んでいないわたしもてきめんに感じます(笑)いつもよりもするりーんと。そう、オリーブオイルは天然の下剤とも言われるほどで、大腸を刺激してくれます。
〔参考〕【食用オイルを語る 1】オリーブオイルの種類、効能など。
夕食の際、パスタ、ピザ、ラザニア、野菜炒め、サラダドレッシング、上記のデトックススープ・・・料理はなんでもいいですが、その料理に上質なエキストラバージンオリーブオイルをMOCO'Sキッチンのもこみち並に振りかけて食べましょう。
便秘に一番、効果的なのは朝に大匙1~2杯のようですが、かなり即効性を感じますので、自分の腸と相談をしてみてくださいね。※オリーブオイルは高カロリーですので量は気を付けてください。
また、上記で紹介したミヤリサンは主人にはイマイチのようですが、ぬか玄は効果を感じるそう。本当に腸内環境って人それぞれですね。
主人の便秘はまだ軽いのかもしれませんが、現在のところ、これでなんとかいけています。
『菌子ちゃんの美人法』はわたしのバイブル。
『菌子ちゃんの美人法』を初めて読んだ時に「菌って・・・すごい!」と感動しました。単純な女です・・・
以来、この本は常にわたしの傍らに存在をしております。
機会があれば、一度読んでみてください。
〔参考〕日経 Health (ヘルス) 2011年 06月号 [雑誌]