はちみつは炎症や潰瘍をきれいにし、硬化した唇の潰瘍を軟らかくし、吹き出物や膿の出る傷を癒やす。
ヒポクラテス
甘くて美味しい、はちみつが塗る美容に使えることをご存知でしょうか?
そう、はちみつの甘~い香りに包まれてスキンケアができ、そして比類なき保湿力に驚嘆させられるものです。
個人的には・・・昔、クレイパックの際にはちみつをブレンドして使っていたりしましたが、クレイパックって水で流しにくいよねーとパタッとはちみつをスキンケア使用にすることをやめてしまいました。
が、今回、前田京子さんの『ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵』を読んで久しぶりにはちみつパックを。
素晴らしい、40代のわたしのお肌にはちみつを用いたスキンケアは素晴らしい作用をもたらしました。
今まで当ブログにおいて、ちょこちょことスキンケア用品を紹介してきましたが、それらすべてを凌駕するかも!?ってぐらいパーフェクトな使用感。それからはちみつをいろいろと試しては感動中なのであります。
これなら、基礎化粧品はお安く抑えて食べて美味しい & 塗ってワンダフルな「はちみつ」にお金をかけることもアリかも!?と思っております。
はちみつを使用する前の注意点。
前回の記事 で書いたようにお肌に使用するはちみつは加熱されていない、純粋な天然のはちみつであること。
熱処理や加糖などの処理されたはちみつでははちみつが持つパワーを発揮できないばかりか、お肌にとってトラブルになる要因とも。
また、はちみつをお肌に使用する際は必ずパッチテストを行ってください。はちみつはアレルゲンとなる可能性のある食品であることを理解して使用してください。そばアレルギーのある方は「そばみつ」の使用は避けてください。
はちみつは悪玉菌を殺し、お肌を清浄に。
日本薬局法のラインナップに「医薬品」としてはちみつがランクインしているのをご存知でしょうか?
また、その説明書には使い方としてこう書かれています。
●用法・用量
栄養剤、甘味剤として、そのまま又は適宜うすめて用いる。
口唇の亀裂・あれには、そのまま患部に塗る。
ここでは口唇が強調されていますが、それ以外のお肌にも普通に使えます。昔、わたしはそのように使っていましたw
はちみつにも、非常に高い抗菌、殺菌作用がある。(一部略)はちみつに含まれるグルコン酸の殺菌力に加え、グルコースオキシダーゼという酵素が強い殺菌力を持つ「過酸化水素」を作るからだということが明らかになったのだ。
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はちみつが発生させる過酸化水素による殺菌力は、悪玉菌だけを退治して、肌の上の善玉常在菌を傷めないとされている。
結果、アクネ菌や黄色ブドウ球菌との戦いの果てに生じるニキビや吹き出物にも効果が!
余談ですが、この記事を書いている現在、わたしは生理前のPMS時期。
それでもはちみつを取り入れたスキンケアを実践中の現在、なかなかいいコンディションのお肌です。ポツンと出る吹き出物が抑えられていることを実感します。
古代インドでも、エジプトでも、はたまたローマでも、はちみつは最良の薬として扱われていた。外用、内用、それぞれの用途に合わせ、いろいろな薬草とどう組み合わせるか、古い医学書の中に多くの処方が残っている。
かの、世界三大美女の一人であるクレオパトラは美容のために、はちみつをこの上なく愛用したそう。
はちみつ7大美肌パワー。
- 肌がしっとりと潤う。
- 老化を防ぐ。
- ニキビ予防に効果的。
- シミ・シワのない肌に。
- トーンアップでくすみ解消。
- ハリ・ツヤがよみがえる。
- 肌荒れしにくくなる。
はちみつを用いたスキンケア。
はちみつを用いて、いろいろな使い方ができます。
- 化粧水。
- はちみつパック。
- はちみつクレンジング。
- はちみつ洗顔。
- はちみつ入浴剤。
- はちみつで歯磨き。
いずれも試してみましたが、個人的にははちみつクレンジングとはちみつパックを特に力強く押します。
特にマヌカハニーを用いて、はちみつパックをやった後のお肌ときたら・・・!40代女のテンションが急激にあがりました(笑)。うんもう、素晴らしいー!と叫んでしまいましたことよ。
はちみつにここまでパワフルな美容効果があったとは・・・!と激しく感動中。
尚、はちみつを使ってスキンケアをするとお肌がピリピリ、ヒリヒリとする方もおられる様子。お肌の調子を見てやってください。
化粧水。
※冷蔵庫保管。出来るだけ早く使用。長くても1ヶ月以内。
もしくはお手持ちの化粧水を使う時に蜂蜜を混ぜるのもアリですね。これならいつでも作りたてのフレッシュハニーローションに。作るのが面倒くさい & 管理が面倒くさいの管理人はこの方法で使っております。
はちみつパック。
いろいろとやり方がありますが、ここではわたしが試したやり方を。
- 洗顔後、大さじ1杯のはちみつをそのままお肌に塗る。
- 洗顔後、大さじ1杯のはちみつに好みのオイルを適量ブレンドして塗る。
オプションとして・・・
- 浴槽につかりながらパックを。
- パック後、蒸しタオルを顔に乗せる。
- パック後、ラップを張りつける。
- パック後、市販のシートマスクを乗せる。
※はちみつ・マヌカハニーいずれを使ってもお肌は素晴らしい仕上がりに。お好みでどうぞ。
はちみつクレンジング。
- 洗顔後、大さじ1杯のはちみつをそのままお肌にのせ、優しくクルクル。
- 洗顔後、大さじ1杯のはちみつに好みのオイルを適量ブレンドしたもので優しくクルクル。
尚、お肌に乗せるとお肌の温度ではちみつが優しく、クタッとし、滑らかになり、クルクルと動かすことができます。また、そのまますぐに洗い流さないで、上記のパックをしてもいいかもしれません。
ただし、単独でクレンジングとして使用するならば、マヌカハニーではないはちみつをオススメします。マヌカハニーを使う場合はお肌が塗れている状態で使うといいかもしれません。
また、はちみつクレンジングは「化粧を落とす」作用はありませんので、必ずメイクを落として使用してください。
はちみつ洗顔。
- 泡立たせた石鹸にはちみつを小さじ1杯。
- 洗顔料にはちみつを小さじ1杯乗せて泡立てる。
お好みでどうぞ。非常に滑らかで「もたり、もったり」とした質感の泡が出来上がります。ビックリするほどお肌にピターッと吸い付くようになりますよ。
はちみつ入浴剤。
乾燥肌の主人が感動しておりました。風呂からあがるとしっとりと艶やかに。
また、お肌の調子によってははちみつをもう少し増やしてみてもいいかも。
はちみつで歯磨き。
すすいだ後、ダメ押しではちみつを再度、口中に広げてもよい。
思わず舐め舐めしてしまいそうに・・・(^^;
「これはちょっともったいないな」と思って1度やってやめました。歯茎が深刻になったら考えてみますw
※虫歯、歯槽膿漏、歯周病予防に。
一押しははちみつクレンジングとパック。
わたしはまずはちみつクレンジングからはじめました。
初めは「はちみつだけじゃ肌の上で伸びなさそう~」と手持ちのオイル(アルガンオイル、椿油など)をブレンドして使っていましたが、途中ではちみつ単独のクレンジングに切り替えました。
お肌の上に乗せるとその温度ではちみつがくたーっととろ~りと柔らかくなるんですよね。そして、洗い流した後のスッキリ感とさっぱり感、なのに潤っているという奇跡のハーモニー。
これに気をよくしていろいろと使い方を広がっていったという。
そして、はちみつパックに感動し、さらにマヌカハニーを使ってみると更に感動を。うわー開ききった毛穴が閉じてきているかも!?頬の赤味が薄くなってきたかも!?目じりの皺が薄くなったかも!?おまけに唇もしっとりプルプルに!?みたいな。
まさしく「わおー!」ですよ。「わおー!」笑。
鏡の前でついニマニマとしてしまうわたしがいたりします。
また、バリバリの乾燥肌の主人は蜂蜜の入浴剤に感動をしておりました。
我が家は基本的に乾燥肌の主人にあわせて ぬか風呂 なんですが、これからははちみつ風呂も候補に入れたいと思います!あ、二つをブレンドしてもいいですね。今度、やってみたいと思います♡
はちみつはパワフルな働きをしてくれるんだけれど、それでいてお肌に優しいというミラクルなバランスもいいですね。
現在でしたら、花粉症でお肌が敏感になっている人も多いのでは?そんな時にもはちみつの持つ保湿パワーがあなたのお肌にそっと寄り添ってくれるかもしれません。何しろ潤っているお肌は最強ですからね。
使用したはちみつ。
普通に食用を使用。
食用のはちみつとして考えるとお高いけれど、スキンケア用品として考えた場合はアリかな、と現在、自分を説得中・・・涙
が、食用では不安だという方は冒頭で紹介した「医薬用」を使用されるといいかもしれませんね。こちらの方がお値段もお手頃ですし。
さて・・・
わたしのお肌にはいずれのはちみつも素晴らしい仕事をしてくれました。
現在のところ、普段使いには国産はちみつ、ここぞという時にはマヌカハニーという感じでしょうか。
それにしても、夜のはちみつスキンケアは至福のひと時。はちみつを顔いっぱいに広げて、甘い香りを楽しめるなんて!と心も脳もウキウキとしてきます。加えて、素晴らしい作用もあり、うっとりとするんですからね!はちみつ好きにはたまらない瞬間です。
1日の疲れがどこかへ飛んでいき、そして、幸せな気持ちで布団の中に潜り込めます。
わたしの中ではちみつスキンケアへの情熱が次から次へと。
〔参考〕『ひとさじのはちみつ』、『はちみつ美肌メソッド』