先日、読者の方から「砂糖を使った甘いお菓子をやめられない!どうしたらいいですか?」という内容のメールを頂きました。
彼女とメールのやり取りをしていく中でわたしもいろいろと考えさせられました。
砂糖の甘いお菓子をやめられない!どうしたらいいですか?
内容としては・・・
- 砂糖を使った、甘いお菓子の間食がやめられない!
- そのせいか体重がここ1年で10キロ近く太ってしまった。
- 肌荒れも酷くなった。
- 慌てて甘いお菓子をやめようとすると、ストレスからか過食をしてしまい、ますます太ってしまった。
- どうしたらいいんですか?
ときました。
正直に書きますと、このメールを頂いた時ちょっと迷いました。
わたしはただの専業主婦。たまたまインターネットで仕入れた知識を元に「健康」と「美容」のために砂糖断ちをしている身。しかも完全に砂糖は断ち切れていません。砂糖断ちというよりも砂糖減らしが正しいかも。
そんな専門知識のない & 中途半端なわたしが彼女が望む回答を書くことができるだろうか?そもそもきちんと回答できるのだろうか?と。
真剣に悩んだ結果、わたしと彼女はメールのやり取りをしました。
物理的に砂糖をやめる方法。
簡単に考えると砂糖ってやめようと思えば今日からでもやめられますよね。
家の中にある砂糖をすべてゴミ箱にポイしてしまいましょう!と。完璧を求めるならば、すべての加工食品のラベルをチェクしましょう。砂糖、もしくはそれに類似するものが使われていたならばそれもポイしましょう。そして、その瞬間から砂糖を使わない生活をしましょう、と。
もう少し具体的に知りたい!という方は下記の記事を読んで下されば幸いです。
〔参考〕こうやって砂糖という麻薬を断つ!脱シュガープログラム
そう、物理的に砂糖を断つのは努力すればいかようにでもなります。上記の記事に書いたように計画的に体のなかから砂糖を抜いていく形になります。
多少の生活スタイルの違いにより、断つことは難しくとも減らすことを意識することはできるでしょう。甘い間食を食べないだけでも大きな結果をもたらすか、と。
でも、できない。理屈は分かっているけれどできない。
砂糖という麻薬はそれほど中毒性があるもの!
〔参考〕砂糖は麻薬と同じ誘惑と中毒をもたらす『脱シュガー宣言!』。
問題はいかにして「ストレス」を軽くするか。
メールのやり取りの中、彼女が強いストレスを抱えていることを感じ取りました。
砂糖をやめられないこと、体重が増えたこと、肌が荒れたこと、それらもストレス要因でしょうが、それらを呼びだした更なるストレス要因を抱えていることを。
見事にストレスがストレスを呼ぶサイクルにはまっていることを感じました。イライラ、葛藤、悩み、グダグダの結果として・・・ストレスが甘いお菓子=砂糖を呼ぶ、と。
考えてみれば、働いていた頃のわたしもそうだったわ。
仕事上のストレスが甘いものを呼んでいました。当時のわたしにとってはそれが普通でしたし、あの頃のわたしにとって「砂糖断ち」なんか受け入れられない理屈だったかもしれません。
そこで、わたしが彼女に提案しようとしたこと。
「ストレスとうまくつきあう方法を一緒に考えましょう」
と。
砂糖断ちはそれからですね、と。が、ちょっと待って、そんな簡単にストレスとうまくつきあう方法なんか見つかる?
ストレスとうまくつきあう方法を一緒に考ようとしたけれど。
ストレスとうまくつきあう方法・・・そんなものがあったら、是非ともわたしが知りたいです!
わたしだって右往左往しながら、ストレスと向き合っています。ストレスとうまくつきあう方法なんか未だに見つけられていません。とはいえ、若い頃に比べるとグッと自分の心をコントロールできるようになりました。その経験を彼女と共有することに。
わたしのストレス発散方法は・・・
さて、彼女のストレス発散方法は何か?
けれど、これが意外と難しかったりしますよね・・・大きなストレスを抱えている人に、「あなた、そのストレスを軽くする方法はなんですか?」なんて聞いてもまったく意味がありません。
むしろ、それを考えることすら彼女にとってストレスになりかねません。
物理的にストレス要因と離れることは可能か?
一番手っ取り早いのはそのストレス要因と離れること、切れることですよね。
「逃げる」という表現でもいいですが、とにかくストレス要因から離れることが一番手っ取り早く感じました。そして、彼女の場合はそれが可能でした。幸運なことに。簡単ではないけれど、できなくもない。彼女はその背中を押してほしかっただけだったのかもしれません。
ストレス要因から具体的に「逃げる」「離れる」「切る」を考え始めた彼女。その後、彼女にとって過大なストレス要因から離れたのかと言うと今も離れていません。
が、心の中に「逃げる」「離れる」「切る」という選択肢があるということを認識したことにより、逃げ場があることを確認したことで、甘いお菓子を食べる間隔が少しずつ減ってきているそう。
そして、以前は一人で抱え込んでいた悩みを少しずつ周囲の人にうちあげることができるようになったとのこと。「頭の中がぐちゃぐちゃになってどうしようもなかった、誰に何をうちあげたらいいのか分からない」と一人で迷路を彷徨っていたことが整理されてきました、と。
今も甘いお菓子を食べているようですが、以前よりは甘いお菓子に対する欲求をコントロールできるようになった=自分で自分を信頼できるようになったとのことでわたしまで嬉しくなってきました(#^^#)いずれは体重減少、肌荒れ改善に結びつくといいなと願っています。
そして、まだ20代のうら若き乙女であるとのこと。
美容と健康のために厳格に「砂糖断ち!」というよりも、「適度に甘いお菓子と罪悪感なく楽しめる方法を手に入れた方が人生楽しいんじゃない?」とおばちゃんは思っております。だってあの頃、口にした甘いものは本当に美味しかったもの!人生に潤いも与えてくれたわ!
そして、「食べたら運動する!」と。ウォーキングでもホットヨガでも水泳でもランニングでも縄跳びでもスクワットでもなんでもいいから、「食べたら運動する!」と。
結果として、体を動かすことでストレスも軽減されていき、甘いお菓子に向き合っても罪悪感にとらわれることがなくなるのではなかろうか、と勝手に想像をしております。
〔参考〕傷つき、疲れ、泣きたい感情は自分で処理をする、だからこそわたしは歩く
砂糖と適度につきあう方法。
砂糖を完全に綺麗に断つのは相当に難しい、と思います。
一時期だけならまだしも、一生涯経つとなると更に難しい、と。わたしも砂糖断ちをはじめた当初は気合を入れて頑張っていましたが、今は少しペースダウン。
わたしは主婦ですので自分が食べるものは自分が手配します。その時、料理に砂糖を使うことは放棄しました。そして、家の中では砂糖を使ったお菓子を食べないことを選択しました。
その代わりにたまの外食では砂糖を使ったお菓子を食べることを楽しむことに。このぐらいのバランスでいいかな、と思っています。
そして、そのバランスは個々によって異なると思います。
- 料理に砂糖を使う。 → 砂糖を使った間食をしない。
- 砂糖を使った間食をする。 → 料理に砂糖を使わない。
- 週のうち5日は砂糖を使った間食をしない。 → 週末だけは適度に愉しむ。
そして、この機会にわたしは何故砂糖を食べるのか?と今一度考えてみるといいかもしれませんね。
そう、わたしが砂糖を食べることによって得ているものは何か?罪悪感?満足感?一時のストレス発散?幸福感?脂肪?楽しい時間?不健康な体?
その中で自分の今の生活を見つめるきっかけになるかもしれません。そうしたことを踏まえた上で砂糖との付き合い方を考えるのも一つの手かもしれません。
「砂糖を断つのは難しい」でも、意識すれば「減らすことはかなりできる」と思います!