個人的に自信にあふれ、堂々とした女性に憧れます。
わたしには「自信」とか「堂々とした態度」はまったくないものなので・・・どうにも自分に自信がなく、褒められても自己否定ばかり。「これぐらい誰でもできる」「え、こんなレベルで褒められるの?」「大したことないのに・・・」とばかり。
年を重ねるにつれ、その傾向が強くなってきました。
自分に自信が持てない・・・わたしって何もできない・・・何もできていない。
そんな自己否定ばかりがあり、いくら褒められても、おだてられても、感謝されても自分で自分を褒めること、おだてること、感謝することができない日々を過ごすばかり。
そんな時、『 自分に自信をつける最高の方法 ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の世界一受けたい特別講義 』を手にしました。
ミス・ユニバース。
素晴らしいプロポーションと美貌、眩しいばかりの笑顔、コミュニケーションスキル、知識を武器にランウェイを歩く女性たち。
が、著者によるとミス・ユニバースに応募する女性のすべてが初めからそうだったのではないと。自信に満ち溢れていたのではない、と。
自己紹介やスピーチをすると声が上ずってしまい、ひと言も話せない人、顔が引きつってまったく笑えない人はいます。
なんでも完璧にできる人ばかりではありません。
彼女たちは「自信」を手に入れたからこそ、舞台の上で輝くようになったのです。
『自分に自信をつける最高の方法 ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の世界一受けたい特別講義』
本書のポイントはこれ
女の一生は、「自信」で変わる。
これを見た時に「あ、そうかもしれない」と。
確かにわたしには自信がない。明確な自信がない。わたしの持っている自信はたやすく壊れてしまうもの。「どうせ、わたしなんて」とウジウジしてしまうのが常。
だからこそ・・・
- 何をしても心が満たされない
- いつも他人の目を気にしてしまう
- すぐに落ち込んでしまう
- あがり症
- 人前で話すのが怖い
- ときどき不安になる
そんな自分を変えたい、と思いながらもがく日々。
自分で作った料理、自分で選んだ洋服、自分で決めた道を歩いているつもりだけれど、ふとした瞬間に「これでいいのかな?」と漠然とした不安と恐怖に襲われる日々。
それはミス・ユニバース・ジャパンに出場する彼女たちも同じ。
そんな彼女たちが抱えている自信の無さを払拭し、セルフイメージを高め、最終的には堂々とランウェイを歩き、溢れんばかりの笑顔を振りまき、そして、揺るぎない「自信」を身につけさせることが著者、心理カウンセラーの常冨泰弘さん(HP ⇒ http://www.beherenow.jp/)の仕事。
本書では、そのミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプで採用されているメソッドが紹介されています。
目次。
はじめに 「理想の自分」に生まれ変わるための最高の方法
Chapter1 女性は「自信」で9割変わる ――いつも魅力的な人は、「自信のパワー」を味方にしてきた
Chapter2 ミス・ユニバース・ジャパンの特別な10日間 ――心も磨き上げる「ビューティーキャンプ」メニューを公開
Chapter3 世界一受けたい〝自分に自信をつける授業〟 ――9割の人が涙した、心を癒やす教室へようこそ
Chapter4 すぐに折れない心をつくる新しいワーク ――短時間で絶大な効果のセルフイメージを高める法
Chapter5 一生、折れない自信が続く! アフターケア ――修復した 〝心の土台〟 を守るための注意点
Chapter6 〝暮らしの質〟を高めて、心を満たす ――上質な日々がセルフイメージをアップし、大きな喜びをつれてくる
おわりに 気づいたら「気にしなくなっていた」
【1】子どもの頃のセルフイメージを高めて、「根拠のない自信」を手に入れる。
そもそも、本当の自信とは何でしょうか?
「自分はなんとなく大丈夫だ、OKだ」と思える感覚、自己肯定感が本当の自信の正体なのです。
自信には2種類あります。
◆根拠のある自信 ⇒ 経験や能力による自信
この心の土台(根拠のない自信)が弱いと、いくら経験や能力による自信を得てもガラガラと簡単に壊れます。逆に心の土台が強いと経験や能力による自信を得るとますます補強されていく、と。
子どもの頃の記憶から分かること。
0歳から5~6歳頃までの幼い頃、両親に褒められて育ったでしょうか?お前は何でもできる、素晴らしい子だというメッセージを受け取ることができたでしょうか?
無条件に愛されて、育った子は自分は「素晴らしい人間だ。僕は何でもできる」と思い、自分のセルフイメージも揺るぎないものであり、結果として強い心の土台を持つことができます。
一方で・・・
「自分で決めようとすると親に反対された」
「何かをうまくできた時しか褒められなかった」
「ちゃんとしなさい、とよく叱られた」
結果として、「自分には価値がない」というセルフイメージを持ってしまい、自信をつくる「心の土台」が不安定に。本書ではこの心の土台を歪ませた原因をつきとめるところから始ます。
傷ついた子どもの心を癒さないと、一生クヨクヨ悩み続けることになります。
子どものころから現在までずっと放置され続けた心の傷を癒やすことが、「心の土台」を強くする、唯一にして、最高の方法なのです。
さあ、心の傷を癒やそう。
このワークは2週間かけて、1回5~10分行います(『自分に自信をつける最高の方法』pp73-74より抜粋)。
【 2 】 自分の目の前に、こちらに向いて立っている5.6歳の小さな子ども(自分の子どものころの姿)をイメージします。
【 3 】 その子の気持ちを察してあげます。
【 4 】 その子が癒されるように、その子がかけてほしいと思っているであろう言葉をかけてあげます。
【 5 】 もう一度、4と同じように言葉をかけます。そして、あなたの言葉を聞いて、その子が嬉しそうな顔をしているところ(癒されているところ)をイメージします。
【 6 】 その子が喜んだり安心したりしているのを感じます。
コツは、分析しないこと。
ただ自然にイメージが流れるに任せることだそう。実際にやってみると、ついつい分析に走りがちになるかと思います。少なくともわたしはそうでした。それを排除してただ、ただ、心の動きを意識しましょう。
当初は壁に向いてやってみたり、目をつぶってやってみたりしましたが、今は普通にリビングのソファーでやっています。大切なのはどこでやるかよりも、静かでリラックスできる場所を選ぶことなのかな~と思います。
【2】心の土台を整え、現在のセルフイメージを高めていく。
過去を辿り、「根拠のない自信」を手に入れると同時に「現在のセルフイメージ(経験や能力による自信)」も同時に改善していきます。
ワーク1「人生の最終目標を掲げる」
今現在のセルフイメージを高めるためには、「自分の最終的な目標(人生の目標)」を決めて、自分はその目標を達成するにふさわしい人間だと「思い込む」ことが、第一歩になります。他人のものさしに合わせる必要はありません。自分が「ふさわしい」と思えば、それでいいのです。根拠も理由もいりません。
そして、その目標を達成した自分をイメージすることが大切です。
思い込むこと。
「わたしはそれをするのにもっともふさわしい」「わたしにはその価値がある」
根拠も理由もなく思いこむこと。
ワーク2「自分をほめてもらう」
互いに褒めあう方法と一人でやる方法があります。
1人でやる方法は「鏡」と「写真」。
鏡で自分の姿を見る回数を増やしたり、よく撮れている自分の写真をスマートフォンに入れたりして1日に何度も見ましょう。
鏡を見たときはきれいに映る角度や表情を試してから、「ほら、やっぱりきれい」「ほら、やっぱりわたしはかわいい」と言って再確認しましょう。
コツは「ほら、やっぱり」という言葉を上手に使うことですって。
ワーク3「好きなように躍る」
自分の好みの音楽い合わせて自由に体を動かすだけです。
片方の足でリズムをとるような小さな動きではなく、全身を大きく動かして子どものように自由に伸び伸びと、はしゃいでみてください。
ワーク4「大好きなことをする」
今している仕事を好きになれたら最高です。それがどうしても難しいと感じるようなら、週に一度は、大好きなことする時間をとりましょう。
好きなことをしている時って、リラックスして自然と笑みがあふれてきますよね~そういうことにハッと気づかされました。
わたしは大好きなことをできているのだろうか?と。
【1】と【2】のワークを実践後、アフターケアが続きます。
一生、折れない自信が続く!アフターケア、そして、暮らしの質を高めていく。
ざっくりと書きます。6つのワークが提案されています。
【 2 】 感謝を示す
【 3 】 つらい記憶をさっさと忘れる
【 4 】 たっぷりスキンシップをする
【 5 】 ストレスから遠ざかる、解消する
【 6 】 不安をなくす。
強固な心の土台を築いた後、マメにメンテナンスする必要があります。
そうしていく中で自然と暮らしの質が高まっていきます。心が行動を、生活を変えていくのです。
結局のところ、心に揺るぎない「自信」をつけていくには自分で自分の心を癒やし、メンテナンスを行い、そして、生活を整えていくしかない、ということでしょう。
ありのままの自分を、丸ごと肯定する「自信」を手に入れる方法。
私たちが元気なときは、「傷ついた子どもの心」は表に出てくることは少ないのですが、ストレスを感じたり、落ち込んでいるときなどには、「傷ついた子どもの心」が顔を出してきます。
わたしの傷ついた子どもの心。
比較的、恵まれた子供時代を送ってきたと思っていました。
でも、よくよく考えてみると、わたしは子どものころ、ハンディキャップを抱えており、それが判明するまで記憶がほとんどありません。わたしの幼い頃の最初の記憶は幼稚園に入った頃、そのハンディキャップが判明した時のこと。
太陽がサンサンと降り注ぐ窓辺で先生と何やら話をしたような記憶がします。そして、泣いている母の姿を未だに思い浮かべます。その日を境にわたしの生活の質は変わったように思います。大きく、いい方向に。
別の言い方をすれば、それまで幼いわたしは「不安」と「恐怖」の中にいたのかもしれません。ほとんどというか全く記憶がないので何とも言えないのですが、その可能性があるな、と今思っています。
また、わたしには年子の妹と弟がおり、物心がつく前から「お姉ちゃん」でした。
その事実をどうこう考えたことがなかったのですが、今思うと封印していたのかもしれません。「わたしはお姉ちゃんだから、長女だから」と。
傷ついた子どもの心。
それが癒された時に心の土台ができ、同時に現在の自分に対する自信の土台もでき、そして、未来への自信が持てるようになる日がくるのでしょう。
そして、いつかはミス・ユニバース・ジャパンの出場者のように最高の笑顔を浮かべ、誰の前でも物怖じせず、堂々と話せるようになりたいな~と思っています。