セサミオイル(太白ごま油)の威力に感動しきりのわたし。
元々、長らく馬油を愛用しており、その流れでセサミオイルもそこそこわたしのお肌にあうことを体感していました。が、ここまでセサミオイルと相性のいいお肌だったとは!とちょっと感動をしております。
世間にはお肌に塗る、美容オイルが数多く存在していますね。
- オリーブオイル
- アルガンオイル
- 馬油
- セサミオイル
- ココナッツオイル
- スイートアーモンドオイル
- ローズヒップオイル
- ホホバオイル
- ・・・
わたしはまだまだ名前をあげることができます!
これら数多いオイルの中であなたのお肌のために存在している運命の1本を見つけると、あなたのお肌に素晴らしい作用をもたらしてくれます。わたしが見つけたセサミオイルのように。
わたしのお肌にあうオイル、あわないオイル。
ざっと例を挙げると以下のような感じになります。
- 苦手なオイル オリーブオイル・アボカドオイル・ホホバオイル・シアバター系
- 得意なオイル 馬油・アルガンオイル・ローズヒップオイル・セサミオイル
これをオイルを構成する脂肪酸の割合で見ると以下のようになります(参考:『 シンプルスキンケア 』、『 植物油の事典 』)。
脂肪酸 | オレイン酸 | パルミトレイン酸 | リノール酸 | αリノレン酸 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
苦手なオイル | オリーブオイル | 75% | 9.5% | スクワレンを含む | ||
アボカドオイル | 66% | 12% | ||||
ホホバオイル | 11.9% | 油ではなくロウ | ||||
シアバター | 47.4% | 6.1% | ||||
得意なオイル | 馬油 | 35.5% | 7.0% | 10.8% | 9.5% | |
アルガンオイル | 47.3% | 33.2% | ||||
ローズヒップオイル | 13.4% | 43.6% | 36.2% | |||
セサミオイル | 42% | 41% |
傾向が分かりますでしょうか?
わたしのお肌は・・・
- 高オレイン酸のオイルは苦手。
- リノール酸とαリノレン酸が大好き!特にリノール酸が大好き。
と認識しております。それぞれの特徴を見ていきましょう。
- オレイン酸 保湿力が高い。肌の常在菌の繁殖を助ける。乾燥肌の人にまず必要な脂肪酸。
- パルミトレイン酸 老化によるしわやしみ、傷、肌荒れ対策に不可欠。30歳を超えると一気にお肌の上で分泌量が減る。
- リノール酸 水分を保つ角質層のバリア機能と深く関わっている。保湿効果はあるが、非常に軽い感触の付け心地になる。
- αリノレン酸 肌の調整機能に不可欠。これの不足がお肌の様々な不調の原因になっているかも、と指摘されている。最近の食生活では不足しがち。※亜麻仁油、エゴマ油、しそ油などに含まれています(^^)/
わたしのお肌はオレイン酸によるリッチで豊かな保湿よりもリノール酸とリノレン酸によるさっぱりとした保湿と水分保持などのお肌のバランス調整を求めている、と。でも、ちょこっとオレイン酸も欲しいなーと。
というわけで馬油やセサミオイル、ローズヒップオイル、アルガンオイルなどが「わたしのお肌にあう」と体感するオイルとして残ってきました。
ここまでわかれば、次は石鹸やスキンケアなどにも使われているオイルはオリーブオイルか馬油か、いやいや、アルガンオイルかなどでチョイスも容易くなります。参考までに申し上げますとわたしはオリーブオイル由来の石けんも苦手ですが(例:マルセイユ石鹸など。なんかベタベタ感が残る・・・汗)、馬油やアルガンオイル、セサミオイル由来の石鹸は好きだったりします。
そう、オイル選択の決め手は脂肪酸の割合。
広告の宣伝文句じゃありません。
あなたのお肌が必要としている脂肪酸は何か?
それさえ分かれば、運命のオイルを見つけるのが容易くなるかもしれません。
※使用前に必ずパッチテストを。またアレルゲンのあるオイルは使用不可。例えばナッツアレルギーの人はスイートアーモンドオイル不可。
助けて、お肌がカラカラに乾燥をしている! → 高オレイン酸のオイル。
何をしてもお肌がカラカラに乾燥をしているという乾燥肌の方は、まず高オレイン酸のオイルを試してみましょう。高オレイン酸のオイルはとてもリッチで豊かな保湿という使用感をもたらしてくれます。
候補としては・・・
- オリーブオイル
- 椿油
- スイートアーモンドオイル
- アボカドオイル
- マルラオイル
などが入ってくるでしょう。
いずれも70%前後の高オレイン酸のオイルになります。昔から愛用されているのはオリーブオイルでしょうか?わたしの70を目前に控えている母は最近、馬油からオリーブオイルに切り替えました。年齢的により豊かな保湿が必要になったのでしょうか(^^; わたしも今後、年齢を重ねるとこの高オレイン酸のオイルを必要とするかもしれませんが、今はまだ必要ないですね。
もし、オリーブオイルがあわないならスクワレンを含んでいない椿油をどうぞ。日本人なら古来から馴染のある椿油もいいかもしれませんね。かの平安美人や大奥の美女たちも使ったとか。管理人は椿油を髪に使っています(^^)/
最近はマルラオイルが人気ですね!
管理人もちょっと気になっていましたが、マルラオイルのオレイン酸の割合が70~78%と知り、躊躇しております(汗)
2017年3月追記。マルラオイルを試しました! VIRCHE(ヴァーチェ)のマルラオイル、最高峰のエイジングケアオイルの実力とは。
これらの高オレイン酸のもったりとした豊かな保湿にピンっとこなかったら、次のグループへどうぞ。
最近、ちょっとお肌がカサカサに・・・ → リノール酸とリノレン酸。
オレイン酸が高いオイルはベタベタするだけだった、どうにもお肌に馴染まない、ニキビが出来てしまった!、最近、加齢と共にお肌の調子がイマイチ・・・という方はオレイン酸・リノール酸・リノレン酸などをバランスよく含んでいるオイルを試してみましょう。
候補としては・・・
- 馬油
- アルガンオイル
- セサミオイル
- タマヌオイル
などが当てはまってくるでしょうか。タマヌオイルは使ったことがないのですが、脂肪酸の割合的にこのグループに入るかな、と思います。機会があれば、iHerb(アイハーブ) で購入をしてみたいと思います。
高オレイン酸のオイルに比べるとややさっぱりとした、軽い印象のオイルになってきます。が、適度にオレイン酸も含んでおり、保湿とさっぱりのバランスがいいオイルですね。尚、リノール酸とリノレン酸の割合が高くなればばるほどさっぱり感が出てきます。管理人が得意とするグループ。
馬油は昔から日本で愛用され、今でも人気がありますね。
馬油の特筆すべきは「老化によるしわやしみ、傷、肌荒れ対策に不可欠」とされているパルミトレイン酸を含んでいること。ここまでパルミトレイン酸を含んでいるオイルはなかなか珍しいです。30歳を超えるとパルミトレイン酸は一気に減るようなので(涙)、今後も適宜取り入れていきたいと思っています。現在も愛用していますよ~
セサミオイルは現在、絶賛愛用中。脂肪酸の割合的にわたしのお肌にあうだろうな~という認識はありましたが、馬油があればいいか、と使用しておらず。今回、使ってみて感じたこと・・・想像以上にわたしのお肌にあっていました!
参考 「CTC-LANKA」オーガニック セサミオイルトライアルセット、太白ごま油美容に夢中。
というわけでセサミオイルはわたしのお気に入りオイルに追加しました~
これらのアルガンオイル、馬油、セサミオイルなどは脂肪酸の割合的に非常に似ています。後はオイルに含まれている成分の違いやオイルの持つ特性により、お肌に「あう」「あわない」が出てくるでしょう。
あなたのお肌にあうオイルはどれでしょうか?
ここ数年、アルガンオイルはアンチエイジングオイルとして非常に人気ですので、まずはそちらからいかがでしょうか?
ベストコスメ受賞多数!化粧水前使用で、うるおい肌へ | オーガニックコスメ Melvita ビオオイル アルガンオイル
アルガンオイル使用記事 >> メルヴィータのアルガンオイル、モロッコ女性の美の源、使い方、使用感、化粧水をごくごくって本当?
ニキビや吹き出物の予防をしたい。
基本的に高オレイン酸のオイルを避け(オレイン酸はニキビの元になると言われています)、お肌にあうオイルに巡り合えば、そのオイルがあなたのお肌を助けてくれます。
が、より積極的にニキビの予防をしたい、生理時期にできる吹き出物を何とかしたい場合は以下のオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか?
- ククイナッツオイル
- ローズヒップオイル
いずれもオレイン酸は15%前後、リノール酸の割合が40%前後、リノレン酸の割合が30%前後のオイルになり、非常にさっぱりとした軽い感触のオイル。でも、その作用は非常にパワフルで驚かされるものがあります。
リノール酸とリノレン酸という二つの脂肪酸を高い割合で含んでいることにより、これらのオイルは肌の新しい組織を生み出すことを助けてくれたり、お肌の調整機能を整えるのではないか、と考えられています。
また、ローズヒップオイルはビタミンCの爆弾、と言われるほど豊富なビタミンCを含んでおり、美白作用も期待できます(^^)/
この二つのオイルは非常に繊細なオイルですので、開封後は冷蔵保存、1~2ヶ月以内に使いきることが必要になってきます。それが面倒で使わなくなりましたが、この機会にまた使いたいもの。
まずは大人気のローズヒップオイルをどうぞ!
あのミランダ・カーや平子理沙さんがローズヒップオイルを愛用していますよ(^^)/
ちなみにローズヒップオイルと書かれていますが、原材料は想像されるローズの花ではありません。よって、ローズヒップオイルはバラの香りに想像される甘い香りは皆無。むしろ、ローズヒップオイルは独特の香りがしますので、好き嫌いが分かれるでしょう。個人的にはさほど好きじゃありません・・・汗
また、ローズヒップオイルやククイナッツオイルのようなリノール酸とリノレン酸の割合が高いオイルを単独で使用をすると乾燥を覚える人もいるかもしれません。参考までにわたしはローズヒップオイルだけではバリバリに乾燥します(^^; 「おおー皮膚が引っ張られているぜー」みたいな感じで。それでも使いたくなるのがローズヒップオイルの魅力。本当に美白作用、くすみ抜けは素晴らしいものがあります。そう言った意味でローズヒップオイルも一時期、わたしをやたらと感動させてくれました!
そうそう、これらのオイルを使って乾燥を感じる場合は他の保湿力の高いオイルと一緒に使うといいですね。互いに足りない成分を補うような形になります。
参考 ビタミンCの爆弾!GAIA(ガイア)のオーガニックローズヒップオイルのレビュー。
オイルの脂肪酸の割合を調べる方法。
今回の記事でも参考にさせていただきましたが、以下の2冊に代表的なオイルの脂肪酸の割合やオイルの性質が書かれております。
前田京子さんの『シンプルスキンケア』ではお肌にあうオイルのチョイスの仕方を学び、『植物油の事典』ではまだまだ知らないオイルがいっぱいあるんだ!とワクワクさせられたものです。
いずれも代表的なオイルに関しては概ね、脂肪酸の割合、また、特徴などが書かれておりますので是非、参考になさってください。
お肌にあうオイルを見つける。
冒頭にても紹介をしましたが、現在、所有しているオイルはこの4本。いずれも純粋なオイルになります。
写真左から・・・
- アプリコットカーネルオイル → 首のイボ対策、ヘアオイルに。
- セサミオイル → スキンケアに。
- 椿油 → ヘアオイル。
- 馬油 → スキンケア、ボディオイルに。
になります。
この他、アーユルヴェーダセルフマッサージにて食用の太白ごま油 を使っていたり(^^;
アプリコットカーネルオイルと椿油は高オレイン酸のオイルになりますが、くせ毛のわたしのヘアオイルにはこれぐらいの重たさの方が髪の収まりがいいのです。アプリコットカーネルオイルはイボ対策のつもりだったんですが・・・前述しましたアーユルヴェーダセルフマッサージで首周りのイボは全てキレイにとれちゃいましたので、ヘアオイルにしておりますw
そして、お肌に関しては現在はセサミオイルの美容に夢中になっております。
マッサージはもちろん、オイルクレンジングやブースター、スキンケアなどに使っておりますが、「おおーセサミオイルはええなぁ」と実感中。お肌にあうオイルを使うとお肌の底力をグッとあげてくれるような気がします。久しぶりに見たお肌のツルリン、みたいな。その実感が今回の記事になりました。
さてさて・・・
今回、紹介したオイル以外にもいろいろなオイルが世界にあります。
それらの中から漠然と手当たり次第に探すのではなく、脂肪酸の割合からオイルをチョイスしていき、あなたのお肌にあう運命のオイルを探してみませんか?
そして、運命のオイルをスキンケアに取り入れてうっとりとするような時間を過ごしてみませんか?